秋の陶器市5選【西日本】蔵出し品に出会える、大規模な陶器市が目白押し!

古くから続く窯元が多いだけあり、西日本で開催される陶器市は街ぐるみで開く大規模な陶器市が目白押し! その中でも、これから秋に開催される予定のおすすめ陶器市を5つご紹介します。ぜひお値打ちの蔵出し品を探しに、訪れてみてください。

 

 

たじみ茶碗祭り

画像出典:https://www.facebook.com/tajimi.tyawan/

開催期間:2018年10月7日(日)〜2018年10月8日(月)

出展:https://www.facebook.com/tajimi.tyawan/

「いいものをお買い得に」がモットーの大廉価市、多治見美濃焼の掘り出し物が見つけられる蔵出しセールなどが開かれる大陶器市です。産直グルメが集合する市場も開かれます。

開催場所は、多治見の陶磁器商社が集まる美濃焼卸センター(美濃焼卸団地)内。たじみ茶碗祭りは商社ご自慢の美濃焼をお値打ち価格で販売する、秋の大特価市です。

 

代表的な展示物や作品

美濃焼スクエア

和食器から洋食器まで幅広い食器を展示販売。作家コーナーでは新進気鋭の陶芸作家たちの器を展示販売しています。

織部本店

「暮らしアートフル」をテーマに、常時8,000点もの商品を取りそろえる和洋陶器専門店です。東海地区最大級の売り場面積。

 

楽しみ方・過ごし方のポイント

たじみ茶碗まつりは毎年大混雑必至の人気のある陶器市です。お気に入りの窯元を扱う販売店を探して効率よく回るのがおすすめです。

 

 

信楽陶器まつり

画像出典:https://www.shigaraki-matsuri.com/

開催期間:2018年10月6日(土)〜2018年10月8日(月)

出展:https://www.shigaraki-matsuri.com/

信楽陶器の作品展示や大即売会が行われる陶器市。年に一度の信楽焼ビッグイベントです。会場には名物・狸の置物はもちろん信楽焼窯元の作品が勢ぞろい。甲賀市の物産展やグルメコーナーも開かれます。

陶器まつりの時期には、信楽駅へと向かう信楽高原鐡道車窓から「うしかい田んぼアート」を見ることもできます。秋の行楽にも最適です。

 

代表的な展示物や作品

滋賀県立陶芸の森・陶芸館

国際性・現代性を兼ね備えた陶芸美術館。日本や海外の現代陶芸作品、滋賀ゆかりの陶芸作品を鑑賞できます。

滋賀県立陶芸の森・信楽産業展示館

信楽焼の作品展示・即売が行われています。信楽焼作家のユニークな作品を集めた展覧会を随時開催中。

 

楽しみ方・過ごし方のポイント

信楽陶器市では日常使いの陶器はもちろん、狸の置物が大小・形を変えて勢ぞろい。絶好のフォトスポットとなるため、ぜひ写真撮影を楽しみながらお気に入りの品を探してみてください。

 

 

常滑焼まつり

画像出典:http://tokoname-event.jp/tokonameyakifes/tokonameyakifes2018.html

出展:http://tokoname-event.jp/tokonameyakifes/tokonameyakifes2018.html

常滑焼を全国に宣伝・PRするため昭和42年に始まった、常滑焼最大の即売市です。窯元作品の展示即売だけでなく、常滑や知多半島のおいしいものを集めたグルメ市も開催。

常滑焼の器を使用した料理教室やお茶教室などのワークショップも開かれ、「食欲の秋」も堪能できる陶器市です。

 

代表的な展示物や作品

ボートレースとこなめ

常滑焼まつりのメイン会場。多くの窯元が一同に集まり展示即売会が開かれます。

やきもの散歩道

古民家が並ぶ、レトロで風情のある散歩道。おしゃれなカフェや雑貨店を巡りつつ、お気に入りの陶器が購入できます。

 

楽しみ方・過ごし方のポイント

常滑焼まつりは会場ごとに特色ある展示即売が行われます。掘り出しものを探すならメイン会場、散策がてらゆったり作品を探すなら散歩道など、目的に合わせて訪れる会場を選ぶと良いでしょう。

 

 

丹波焼陶器まつり

画像出典:https://tanbayaki-toukimatsuri.com/

開催期間:2018年10月20日(土)~10月21日(日)

出展:https://tanbayaki-toukimatsuri.com/

丹波焼陶器まつりは昭和53年、丹波立杭焼が国の伝統工芸品に指定されたのと同じ年に始まった陶器市です。丹波焼をお得な値段で購入できる展示即売を始め、窯元巡りや丹波グルメが堪能できます。

大規模な展示即売が行われる陶器市会場、イベントや展覧会が行われる催し会場、窯元巡りができる会場があり、各会場へ向かうシャトルバスも用意されています。

代表的な展示物や作品

■陶器市会場

陶器まつりのメイン会場。展示即売を行う3040もの窯元による特設テントがずらり並びます。

陶の郷

イベントや催し物が開かれる会場です。丹波焼最古の登り窯、52軒の丹波焼・窯元の展示即売会が行われる窯元横丁があります。

 

楽しみ方・過ごし方のポイント

各会場が離れた位置にあるため、行動スケジュールを決めてから訪れるのがおすすめです。日中は駐車場が込み合うため、会場内はシャトルバスで移動しましょう。

備前焼まつり

出展:https://touyuukai.jp/

昭和58年に始まった、毎年10万人規模の来場者がある大即売市です。会期中は備前焼陶友会会員の作品がお得に購入できる他、展覧会やろくろ体験ができるワークショップなども開催。

前夜祭として開かれる、たいまつを担いだ人々が街中を練り歩く炎のまつり「かべりだいまつ」も見どころです。

 

代表的な展示物や作品

備前焼伝統産業会館

2階にある展示即売場では約4,000点もの作品を紹介。備前焼陶友会会員の作家や窯元の個性豊かな作品が購入できます。

備前焼ミュージアム

季節ごとにさまざまな企画展を開催。3階の人間国宝館では人間国宝に認定された備前焼作家の作品が鑑賞できます。

 

楽しみ方・過ごし方のポイント

前夜祭ありの陶器市とあるため泊りがけで訪れるのがおすすめです。街全体が会場となる大規模なイベントのため、街の散策を楽しみつつ各会場を巡ってみてください。

上記ご紹介した陶器市だけでなく、西日本各地では大規模な陶器市が秋から冬にかけて開催。お気に入りの器に出会えるチャンスがたくさんあります。西日本にお出かけする予定があるなら、ぜひ各地で開催される陶器市の日程もチェックしてお出かけください。

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秋の陶器市5選【東日本】こだわりの器を探しに、ぶらり旅をしよう

紅葉目当てにぶらり散策が楽しくなる秋は、東日本も陶器市のシーズン真っ盛りに!東日本を中心にこだわりの器が購入できる、おすすめ陶器市5つをご紹介します。

 

 

益子・秋の陶器市

画像出典:http://blog.mashiko-kankou.org/ceramics_bazaar/index.shtml

「第102回 益子秋の陶器市」
開催期間:2018年11月2日(金)~11月5日(月)

出展:http://blog.mashiko-kankou.org/ceramics_bazaar/index.shtml

益子の陶器市は昭和41年、益子焼窯元共販センターのオープンをきっかけに開かれるようになった陶器市です。当日出店する店舗数は約50。約500ものテントが並び、益子焼を始めとした数々の焼物や日用品、美術品、地元の農産物や特産品などが販売されます。

会期中の2日間は旧濱田庄司邸内でお茶を楽しめる「メッセ茶席」が開催。各店舗・キャンプ村ではろくろや手びねり体験など独自のイベントも開催されます。

代表的な展示物や作品

益子窯元共販センター

益子で最初にできた個展会場です。月替わりでベテラン陶芸家たちの作品を展示しています

益子陶芸美術館

濱田庄司など、益子を代表する作家や濱田庄司にゆかりの深い作家たちの作品を展示しています。

楽しみ方・過ごし方のポイント

益子の陶器市はエリアがかなり広いため、一日で回りきるのは至難の技。あらかじめお気に入りの窯元をチェックして効率よく回るか、あるいは運命の出会いを期待して、事前知識なくぶらりと訪れるのがおすすめです。

 

 

笠間浪漫

開催期間:2018年10月6日(土)~10月8日(月・祝)

出展:http://www.kasama-kankou.jp/upsys_pro/news.php?mode=detail&code=588

笠間浪漫は「匠のまつり」という名前で開催されていたイベントです。2012年、このお祭りがさらにパワーアップ。「笠間浪漫」にリニューアルされました。

笠間焼や木工製品、地場農産物にグルメにとたくさんの店が軒を連ね、音楽や踊り、郷土芸能のライブや夜市開催など、昼から夜にかけて一日中大盛り上がり。笠間焼のマグカップとビールがセットで購入できる笠間ビールフェアなども開催されます。

 

代表的な展示物や作品

大津晃窯

150年の歴史を誇る老舗窯元です。伝統を大事にしながらも、新しい取り組みにも積極的。ハート型の器が人気。

河野陶房

1972年創業の工房。現在は二代目が作品作りをされています。パステルカラーの明るい色味の作品や自然がモチーフのかわいらしい作品が多くあります。

 

楽しみ方・過ごし方のポイント

陶器市スペースは比較的小規模で、作品を鑑賞する時間が長めにとれます。笠間焼は作風が自由で作品も千差万別。「これぞ」と思える品に出会えるまでゆっくり探してみてください。

 

 

みやぎ村田町 蔵の陶器市

画像出典:https://gotenyaki.com/murata_2018/

開催日時: 
平成30年10月12日(金)午前10時~午後5時30分
平成30年10月13日(土)午前10時~午後5時30分
平成30年10月14日(日)午前10時~午後3時30分

出展:http://toukiichi.com/

江戸末期に紅花で栄えた豪勢な店蔵を活用して、地域活性化につながるイベントを興そうと始められた陶器市です。昔ながらの店蔵を活用し、陶芸家たちによる作品展示や即売会が行われています。

夕暮れ時になると、店舗の屋号や町内小学生が作った俳句・川柳が書かれた常夜灯が点灯。和のイルミネーションで幻想的な夜の風景が楽しめます。

 

代表的な展示物や作品

エミシ工房

宮城県の工房です。モダンな色柄でぽってりとした丸みがある花器やカップ、洗練されたデザインのシンプルな食器など、現代的な作風の焼き物が揃います。

陶修窯 碁点焼

山形県の窯元です。独特の青味が特徴の「藍」、いぶし銀のような光沢のある鉄釉「銀砂」の2つが主要作品です。

 

楽しみ方・過ごし方のポイント

遠方にあることが多い、東北の窯元。その作り手たちと直接話ができる稀有な機会となっています。ぜひ作家とのお話を楽しみながら各店舗を巡ってみてください。

 

 

越前秋季陶芸祭

画像出典:https://echizentougeisai.jimdofree.com/

出展:https://echizentougeisai.jimdofree.com/

陶芸村で毎年開催していた秋季茶会を、越前焼の作品展示や販売、地元食材を使ったグルメが味わえる場としてリニューアルしたのが越前秋季陶芸祭です。越前焼を始めとした陶器が揃うテント市、福井県のご当地グルメ市、手作りワークショップなどが開かれます。

代表的な展示物や作品

風来窯

古越前を彷彿とさせる器、白化粧の器、自然や物語をモチーフにした作品を作られている越前焼の窯元です。

桃山窯

鉄釉一筋で茶道具や香道具などを制作されている窯元です。釉薬の鉄分含有量や焼成回数によって変わる、神秘的な色と輝きをもつ作品が特徴。

 

楽しみ方・過ごし方のポイント

越前秋季陶芸祭では18種類ものワークショップを展開するなど、手作り体験に力を入れています。ぜひ自分だけのオリジナル作品を作り、楽しんでみてください。

 

 

伊佐須美の杜 工人と陶器まつり

画像出典:https://www.facebook.com/aizuhongoyaki/

福島県にある伊佐須美神社の境内で毎年開かれている陶器市です。会津本郷焼を始め、全国から集まった陶芸家たちの作品展示・販売が行われています。

工人と陶器まつりはテント市がメインのイベント。新潟の金物やサーターアンダギーなど、陶器以外の品物を販売するテントもあります。

 

代表的な展示物や作品

かやの窯

親子で営む会津本郷焼の窯元。器ひとつひとつ模様が異なりバリエーションが豊富。

閑山窯

青磁、白磁、炭化など種類の異なる器を作る会津本郷焼の窯元。伝統作品にこだわりがあります。

 

楽しみ方・過ごし方のポイント

神社境内の緑豊かな風景と、テント市の開放的な雰囲気なせいか、作り手との対話が弾む陶器市です。作り手の器への思い、愛情をしっかり確かめながら購入できます。

すべての陶器市をまわるのは大変ですが、土日を使えばどこか1くらいなら訪れられそうですね。陶器市では来場者をおもてなしするためグルメの提供やイベント開催など、様々な催しものが開かれています。ぜひ一日かけて、ゆっくりと陶器市を堪能してみてください。

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