画像出典：http://www.craftsdgn.com/wp-content/uploads/2016/10/KOMON-mame.jpg
特徴
代表的な日本の磁器といえば、有田焼です。
その白い素地に映える鮮やかな絵付けの技法は、有田焼を語る上では欠かせないものとなっています。江戸時代初期（17世紀中頃）に、輸出用製品を作るために中国の時期や絵手本の真似をしたことで有田焼の絵付けは発展しました。それまで華やかな色絵がなかった日本のやきものに置いて、有田磁器の登場は革命的であり、その後日本全国各地への技術が広められて行きました。
代表的な染付の様式は以下の４種類になります。
1. 初期伊万里様式
日本の磁器の原点と言われる染付で、中国的な絵柄を藍色１色で描く様式です。素朴な味わいがあります。
2. 柿右衛門様式
「濁手」と言われる上質な乳白色の素地に、余白を生かす絵画的な絵付けが東洋の美として称され、ヨーロッパの人々を虜にしました。14代目の酒井田柿右衛門は人間国宝とされています。
3. 金襴手様式
金彩を加えた豪華絢爛な染付です。
4. 鍋島様式
佐賀鍋島藩の御用品として高い完成度と様式美を追求した染付です。
有田町を訪ねる
電車の場合
- JR佐世保線有田駅下車
車の場合
- 西九州自動車道波佐見・有田ICから約10分
お問い合わせ
- 有田町商工観光課
- 電話：0955-46-2500
博物館など
■佐賀県立九州陶磁文化館
- 開館時間：9時〜17時
- 休業日：月曜（祝日の場合開館）、年末
- 電話：0955-43-3681
■有田ボーセリンパーク のんのこの郷
- 開館時間：10時〜16時（ツヴィンガー宮殿展示）
- 休館日：なし
- 電話：0955-41-0030
■有田陶磁美術館
- 開館時間：9時〜16時30分
- 休業日：月曜、年末年始
- 電話：0955-42-3372
行事
■有田陶器市
- 時期：4月29〜5月5日
- 場所：有田駅から上有田駅にかけて
