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特徴
今や日本人の中では「せともの」という言葉で陶磁器のことを表すくらい、焼き物の代名詞となっている「瀬戸焼」。特徴は、その温かみのある色使いとシンプルなデザインです。
一言で瀬戸焼といっても、様々なうつわがあり、それらは時代のニーズに合わせて変化してきています。
とがりすぎず、その場に馴染む佇まいは、毎日の食卓には欠かせないアイテムであり、食卓を柔らかくしてくれること間違いなしです。
代表製品としては以下の3つが挙げられます。
1.石皿

真っ白まで行かない黄色味がかった透明な色が特徴的。シンプルで暖かい佇まいです。
2.馬の目皿

えっ、これも瀬戸焼ですか?と思わず口走ってしまうくらい個性のあるデザイン。これは、瀬戸で江戸時代後期以降に量産されていた皿の一種です。馬の目皿と呼ばれるようになったのは明治の頃と言われています。割と骨董品などでよく見かけます。おさかな料理などが似合いそうですね。
3.麦藁手

縦縞の文様が入ったうつわのことを麦藁手(むぎわらて)というそうです。縞模様が麦の穂を連想させることからそう呼ばれているようです。白米がおいしくいただけそうですね。
瀬戸市を訪ねる
電車の場合
- 名鉄瀬戸線栄町 → 尾張瀬戸駅 下車
- JR岡崎駅 → 愛知環状鉄道瀬戸市駅 下車
車の場合
- 東海環状線自動車道せと赤澤ICから約10分
お問い合わせ
- 瀬戸市まるっとミュージアム・観光協会
- 電話:0561-85-2730
博物館など
■愛知県陶磁美術館
- 開館時間:9時30分〜16時30分(夏期は〜17時)
- 休館日:月曜(祝日の場合翌日)、年末年始
- 陶芸体験も可能
- 電話:0561-84-7474
■瀬戸焼ミュージアム
- 開館時間:9時〜18時
- 休館日:月1回程度臨時休館、年末年始
- 電話:0561-97-1190
■瀬戸蔵セラミックプラザ
- 開館時間:10時〜18時
- 休館日:月1回程度臨時休館、年末年始
- 電話:0561-89-5758
行事
■陶祖まつり
陶祖である藤四郎をたたえるお祭り
- 日時:4月第3土・日曜日
- 場所:陶彦神社
■せともの祭
磁祖である加藤民吉をたたえるお祭り。瀬戸川沿いに大廉売市が立つことで有名。
- 日時:9月第2土・日曜日
- 場所:窯神神社