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特徴
日本で初めて「蹴ろくろ」や「登り窯」を導入し、日本の焼物に革新をもたらした唐津焼。
輪積みにした粘土紐をたたき板で叩いて形成する「叩きづくり」や、様々な装飾技法など、朝鮮陶工たちから伝えられた新技術で、唐津焼は一気に脚光を浴び、多くの茶人にも愛されてきた。
しかし、これら技法の一部は唐津焼の衰退により、一時途絶えてしまう。再び世に出てきたのは、昭和30年代に入ってからのこと。重要無形文化財保持者である中里無庵の尽力により、復活を遂げたのだ。中里家は御用窯として橙献上唐津を作り続けた陶家。無庵はその12代中里太郎右衛門を襲名した頃から古唐津の発掘調査に取り組み、胎土・釉薬・成形・焼成法の研究を重ね、絵唐津・斑唐津・叩き唐津などの技術を見事に再現した。現代の唐津焼においても古唐津に倣った作風は多く、無庵の存在なしに唐津焼の新たな隆盛はなかったと言える。
1.絵唐津

2.斑唐津

3.叩き唐津

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■西ノ門館
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