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1月15日〜19日頃:雉始雊(きじはじめてなく)
キジが妻が恋しくて鳴き始めるころのことを言います。「ケーン」と鳴くキジは、妻(夫)を恋しがり、親を子を思い、子は父母を慕う、として万葉の時代から歌に詠まれてきました。日本では、猟銃の対象になりますので、その鳴き声で打たれてしまわないか心配になりますね。実際には、キジが盛んに鳴くのは3月〜4月のことだそうです。
元日の「大正月」に対し、15日前後を「小正月」と呼びます。「女正月」とも呼ばれ、大正月に忙しくしていた女性たちの骨休めの日でもあります。柳に色づけた餅や団子をさした「餅花」を門前や家の中に飾ることから「花正月」とも言います。
小正月の火祭りに「どんど焼き」というものがあり、正月飾りや古いお札や書き初めなどを燃やします。年神様はこの火に乗ってお帰りになるそうです。お餅や団子も一緒に焼き、それらを食べると一年無病息災で過ごせると言われています。焼き芋をしている人も見かけました。笑
小正月の15日の朝には、小豆粥(あずきがゆ)を食べる風習があります。小豆の赤は縁起が良く、魔除けの色にも使われます。別名「十五日粥」ともいいます。
小豆粥の作り方
材料
米、小豆、水、酒、塩
作り方
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米は洗って水に1時間浸し、水をきってざるにあげておく。
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小豆はよく洗って、鍋に入れ、水を加え煮立ったらざるにあげてゆで汁を捨てる。もう一度小豆と水を鍋に入れ、煮立ったら弱火にし、8割方やわらかくなるまで煮る。
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ゆで汁と小豆と分けて、ゆで汁は冷ましておく。
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鍋に米を入れ、3の小豆のゆで汁と水をあわせてにしたも、酒を加え強火で煮る。
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煮立ったら一度底からざっくり混ぜる。ふたを少しずらし、弱火にし30分炊く。途中で二度ほど底からかき混ぜる。
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3の小豆と塩を加え10分煮る。
うつわはこちらがおすすめ
小豆の赤、魔除けの赤にかけて、赤色の椀でいただくのはいかがでしょうか。
ぜひ、おいしくいただいてお正月の疲れを癒してください。