たくさんの人々に愛される瀬戸焼

画像出典:http://three-tone.com/

 

特徴

今や日本人の中では「せともの」という言葉で陶磁器のことを表すくらい、焼き物の代名詞となっている「瀬戸焼」。特徴は、その温かみのある色使いとシンプルなデザインです。

一言で瀬戸焼といっても、様々なうつわがあり、それらは時代のニーズに合わせて変化してきています。

とがりすぎず、その場に馴染む佇まいは、毎日の食卓には欠かせないアイテムであり、食卓を柔らかくしてくれること間違いなしです。

代表製品としては以下の3つが挙げられます。

 

1.石皿

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真っ白まで行かない黄色味がかった透明な色が特徴的。シンプルで暖かい佇まいです。

 

2.馬の目皿

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えっ、これも瀬戸焼ですか?と思わず口走ってしまうくらい個性のあるデザイン。これは、瀬戸で江戸時代後期以降に量産されていた皿の一種です。馬の目皿と呼ばれるようになったのは明治の頃と言われています。割と骨董品などでよく見かけます。おさかな料理などが似合いそうですね。

 

3.麦藁手

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縦縞の文様が入ったうつわのことを麦藁手(むぎわらて)というそうです。縞模様が麦の穂を連想させることからそう呼ばれているようです。白米がおいしくいただけそうですね。

 

瀬戸市を訪ねる

電車の場合
  • 名鉄瀬戸線栄町 → 尾張瀬戸駅 下車
  • JR岡崎駅 → 愛知環状鉄道瀬戸市駅 下車
車の場合
  • 東海環状線自動車道せと赤澤ICから約10分

 

お問い合わせ

 

博物館など

愛知県陶磁美術館
  • 開館時間:9時30分〜16時30分(夏期は〜17時)
  • 休館日:月曜(祝日の場合翌日)、年末年始
  • 陶芸体験も可能
  • 電話:0561-84-7474
瀬戸焼ミュージアム
  • 開館時間:9時〜18時
  • 休館日:月1回程度臨時休館、年末年始
  • 電話:0561-97-1190
瀬戸蔵セラミックプラザ
  • 開館時間:10時〜18時
  • 休館日:月1回程度臨時休館、年末年始
  • 電話:0561-89-5758

 

行事

■陶祖まつり

陶祖である藤四郎をたたえるお祭り

■せともの祭

磁祖である加藤民吉をたたえるお祭り。瀬戸川沿いに大廉売市が立つことで有名。

 



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